国際学生シンポジウムとは何か
テーマ紹介
一言で表すと、「日本最大級の学術系ディスカッションイベント」です。
今年度は、全国から約50名の学生を集め丸一日社会問題について徹底的に議論します。
一日型への変更により宿泊型と比べ、より多くの学生へと門戸が広がり、例年とは一味違う国際学生シンポジウムをお楽しみいただけます。
第38回国際学生シンポジウム
名称:第38回国際学生シンポジウム
テーマ:「情報化社会で生きる我々に必要なこととは」
日時:2016年12月27日(火)10:00~19:00(予定)
費用:1,000円(資料費、食費込)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
内容:12月27日(火) 開会式、第一討論会、第二討論会、報告会
※費用には往復の交通費は含まれませんので各自負担でお願いいたします。
※開始時刻、終了時刻は予定ですので前後する場合がございます。
※追加情報等があった場合には、随時更新してまいります。
※その他ご不明な点等ございましたら
sympo38th@gmail.com までご連絡ください。
「情報化社会で生きる我々に必要なこととは」
第38回国際学生シンポジウムでは、上記をテーマとして掲げました。
当日は、上記の問いへの知見を深めるために二つのディスカッションを用意しております。
総論とは今年度テーマを考えるうえで必要なことをまとめたものとなっております。
「どのような問題が存在し、何が解決を難化させているのか、どのようにディスカッションをするのか」といった、いわば第38回国際学生シンポジウムの指針となるものです。

総論
テーマ
「情報化社会で生きる我々に必要なこととは」
約5エクサバイト。これは、文明勃興から21世紀までに生成された情報量である。現代社会においてはこれと同じ情報量がたったの2日間で生成される。情報化の進展に伴い、大量の情報を高度に処理するためのハードウェアは私たちにとって欠かせない存在となっており、このような物理的基盤の上で、ソフトウェアが活用されることで様々な社会的基盤を生み出している。
これは、時間的・資源的コストの削減といった業務の効率化をもたらし、また、ITに関わる多くの産業の創出を実現した。そして、人々は地理的距離によらず、意思疎通を図ることができるようになり、世界はより心理的に近接化し一体化することになった。
しかし、様々な副作用が懸念されている。効率化の源泉であるAIの性能は、日々生起される莫大な情報によって加速度的に向上するため、従来より早く機械による労働代替は進んでいく。そして代替された職からの転職には時間がかかりそれに代わる新たな職の創出も容易ではない。そのため、機械による労働代替への適用は円滑に進まず、調整過程で大規模な失業が発生しうる。また、世界全体を通して心理的距離の近接化は実現したものの、より原始的なFace to Faceの意思疎通、つまりは、身近なコミュニケーションの機会が減少するようになった。これは、孤独化を助長するとされており、ひきこもり、離婚率の上昇、また、若者の早期離職の増加とも関係があると指摘されている。
「科学技術に優先するものは人間の正しい思想だ。技術を持つ人間が、それをどのように利用するか、世の中に貢献するか、しないかで、その価値が決まる」
(本田宗一郎)
この言葉に表されるように、技術を使う我々は現状を冷静に分析し、正しい思想を身に着ける必要があるのである。本分科会では、情報化によってもたらされた明暗両側面を分析し、人類と情報社会の在り方について議論していきたい。
挨拶
日頃から国際学生シンポジウムにご賛同下さいまして、誠にありがとうございます。
今年度、第38回国際学生シンポジウムにおきましては10月17日より参加者募集を行っておりましたが運営上の都合により、一時中断させていただきました。
そして、11月15日19:00より第38回国際学生シンポジウムの参加者募集を再開させていただきます。
イベント内容が大きく変更になりましたので下記の詳細をご確認ください。
既にご応募されておりました方をはじめ多くの方にご迷惑をおかけしました事
お詫び申し上げます。
それでは、スタッフ一同たくさんのご応募心よりお待ちしております。
第38回国際学生シンポジウム運営委員会委員長 篠崎晃佳
